私は北海道の明治開拓期な歴史について勉強するのが趣味です。
北海道遺産として登録もされている『北海道の集治監』についてとても興味があり、各地にある集治監(監獄)について紹介・展示のある博物館などを見て勉強してきました。
- 網走監獄博物館
- 月形樺戸博物館
- 三笠市立博物館
- 標茶町博物館
- 帯広百年記念館
せっかくなので、感想や注意ポイントを個人的な主観・体感を交えてまとめてみたいと思います。
- ゴールデンカムイに出てた監獄や囚人について興味が出てきた
- 北海道の明治開拓期の話が知りたい
- 人間の業が深い話に興味がある
- 監獄で開拓が進んだってどういうこと?
- 北海道の歴史が分かる博物館に行きたい
- と思ってる方の参考になれば幸いです。
個人的に特にオススメな順で並べています。
集治監(監獄)についての話はこちらをどうぞ↓
網走監獄博物館
- 網走監獄について勉強できる
- すごく広い
- 歩き疲れない服装&靴、時間の余裕必須
- マネキンが怖い、と子供には見えるかも知れない
- 北海道各地にあった監獄についてもまとめて分かる
- 監獄の建物や囚人の生活の様子がよく分かる
- 監獄食が楽しめる食堂が隣接
- 道路開削についてのドラマ仕立てな映像が心をえぐってくる
屋外型の博物館で、広い敷地内を歩いて見て回る形になります。
舎房や独房などのThe監獄な建物の他、開墾や味噌作りなどの紹介もあり、北海道開拓の歴史がぎゅっと詰まっている印象です。
ゴールデンカムイで登場する網走監獄そのまんまな感じが楽しめます。
見て回るのに2~3時間は確実に使うと思います。っていうか使いました。
それでも解説文などを全部くまなく読めたワケでないので、本当に広くて情報量が多い博物館となっています。
詳しい感想はこちらをどうぞ↓
月形樺戸博物館
- 樺戸集治監について勉強できる
- 館内は写真NG
- 勉強したいポイントについてメモを取れる用意が特に必要
- 集治監や看守、囚人についての情報が濃い
- 歴代の典獄紹介が濃い
- 明治に監獄が必要になった理由が分かりやすい
- 囚人労働の理由についても勉強できる
初代典獄、月形潔をはじめとして歴代の典獄顔写真つきで紹介されていました。
網走監獄博物館とは違い、屋内で展示を見る形ですが、解説文や映像資料、絵での説明などを見ていると、あっという間に時間が過ぎます。
ゴールデンカムイに登場する個性的な囚人のモデルなんだろうな、という囚人に関するエピソードも詳しく紹介されていました。
詳しい感想はこちらをどうぞ↓
三笠市立博物館
- 空知集治監について勉強できる
- 文章での解説ががっつり
- 幌内炭鉱の展示が隣接している
- 集治監についての事前知識があるとより楽しいかも
- アンモナイトや恐竜についての展示がとても濃い
- 夏に行くと三笠鉄道村も楽しめる
アンモナイト天国な博物館です。
恐竜や古代ロマンが大好き!で空知集治監について知りたい!という人間が行くと1時間はあっというまに過ぎます。
空知集治監については、文章での解説や作られたレンガの展示などが主となっていました。
詳しい感想はこちらをどうぞ↓
標茶町博物館ニタイ・ト
- 釧路集治監について勉強できる
- 北海道集治監釧路分監 本館と旧塘路駅逓所は冬期閉鎖(11月~4月)がある
- 軍馬補充部上川支部についての展示もあり
- 標茶町の歴史が道具などを交えて紹介されている
- アイヌ民族や動植物についての展示も楽しめる
- 蝶の標本がすごくたくさんある
冬に行ってしまったので、残念なことにまだ北海道集治監釧路分監・本館と旧塘路駅逓所の中に入れていません。
博物館の中でもさらっと釧路集治監について触れられていましたが、本館内でより詳しく紹介されているようでした。
軍馬補充部上川支部は釧路集治監の敷地を再利用していた、という事などが学べて楽しかったです。
詳しい感想はこちらをどうぞ↓
帯広百年記念館
- 十勝監獄について勉強できる
- 緑ヶ丘公園内に関係する史跡を見られる
- 実際に作られたレンガなどの展示がある
- 十勝帯広の開拓の歴史が勉強できる
- 豆の展示が濃い
他の博物館と比べて、がっつり十勝監獄について説明がある、とは言いにくいかと正直思います。
どちらかと言えば、十勝帯広の開拓の歴史や農作物についての紹介の方が強いです。
晩成社や依田勉三についての方がしっかり紹介されています。
正直なところ、十勝監獄については図書館にある本などで勉強した方がより分かりやすいと思っています。
網走監獄博物館、月形樺戸博物館で十勝監獄の詳細や、あったものを併せて見る事をオススメしたいです。
詳しい感想はこちらをどうぞ↓
最後に
北海道各地にあった集治監について勉強できる博物館に行った感想まとめでした。
あくまでも十勝民な私が行って感じた事なので、人によっては全然違う感想を抱く可能性もあります。
こんな感じなんだなあ、程度に思って頂ければ幸いです。
以上、なんだかんだ言っても地元・十勝帯広の開拓に貢献した十勝監獄が特に気になって、図書館の郷土資料などで勉強中なおかめでした。