十勝広尾の黄金道路で史跡や風景を見がてら、黄金道路について学べるえりも町の郷土資料館に行って来ました。
という理由で、爆風吹き荒れる冬のえりも岬も見てきた人間による感想まとめとなっています。
- 黄金道路の歴史が気になってる
- 近藤重蔵が作った道って?
- えりも岬に行きがてら日高を感じたい!
- 幌泉場所について知りたい
- えりも町について知りたい
- 昆布大好き!
- 夏のドライブの目的地を探してる
という方の参考になれば幸いです。
えりも町郷土資料館ほろいずみ
場所
十勝側との天候差に衝撃を受け、日高山脈の凄さをしみじみ感じた2021年の冬です。
営業時間
営業時間 9時~17時(最終入館16時半)
休館日 火曜日・祝日の翌日・年末年始
入館料は無料となっていました。
ちなみに、月曜日のみ9時45分からの開館となるようです。
展示内容や開館状況については公式サイト→郷土資料館「ほろいずみ」・水産の館を要チェックがオススメです。
えりも町郷土資料館の感想まとめ
えりもの歴史が学べる
えりも町について、使われていた道具や郷土資料、動植物の標本などによって紹介されていました。
また、北海道や日高山脈の生い立ちなども岩石と共に説明があり、登山が趣味な人には面白いと感じるようです。
江戸時代の幌泉場所(会所)
特に、昆布などの海産物を産出していた場所だったのだとか。
1800年代には清(中国)への輸出品として昆布があったので日高地方での昆布業が更に発展する事になった、という事などがまとめられていました。
北海道の地図を作った伊能忠敬が測量で立ち寄っていた記録もあるそうです。
簡単に説明はあるので、よく分からない、という人でも読みやすい紹介かと思いました。
黄金道路とえりも岬の歴史が学べる
- 黄金道路の区間
- 近藤重蔵が道路開削をさせた部分
- 黄金道路周辺の山々
- 猿留山道について
黄金道路とその周辺に関する事が地図でバンっと解説されています。
十勝と日高を行き来するのに、日高山脈と通るか海岸ギリギリを通るかの二択な事がよく分かります。
特に黄金道路の場所などがよく分かる、ボタンをおすと光るタイプのジオラマもありました。
広尾海洋博物館は黄金道路の工事で大変だった歴史を学べる
えりも町資料館は広尾とえりもを結ぶ道について、江戸時代~明治期にかけての歴史を学べる
江戸時代に現在の黄金道路の近くで山道を作った近藤重蔵や、
北海道の名づけ親としても有名な松浦武四郎についての紹介もあります。
- 明治期にえりも岬周辺を調査していた開拓使の役人
- 陸路で十勝入りした晩成社の道のり
など、えりも岬と人々の往来についても分かりやすくまとめられていました。
ちなみに、晩成社は陸路と函館からの海路に分かれて十勝入りしています。
陸路は道が険しく、歩くのが大変すぎてしんどい!というのに対して、
海路は船が揺れて酔いすぎてしんどい!という状態だったのだとか。
また、黄金道路を通って十勝からえりも入りしたのですが、十勝は晴天で風もゆるやかでしたが、えりもは爆風でした。
日高山脈が端っこでも影響を与えているんだな、という事も体感出来て良かったと思います。
日高と言えば昆布!!
歴史に関する資料展示の他に、海についての展示もありました。
その中でも一番目を引いたのはたくさんの昆布の標本。
日本や世界の昆布がたくさん紹介されていて、見上げる程の大きさでした。
色んな昆布がある中で、えりもの学校で出されている昆布なメニューの紹介も。
他にも海の事やイトウの標本などなど、海洋に興味がある人には楽しい場所となっていました。
入館したのがちょっと遅かったので、早々に出なくてはいけないのが残念でした。
最後に
黄金道路を抜けてえりも岬を通り、日高えりも町の資料館で黄金道路の歴史について勉強してきた感想まとめでした。
広尾側だと風が全然無かったので、えりも岬やえりも町での爆風具合には驚きでした。
ドライブがてら行くときには是非、天候などもチェックして行く事をオススメしたいと思います。
以上、黄金道路と近藤重蔵が気になっている十勝民・おかめでした。