北海道・釧路にある釧路市立博物館。
魚類や釧路の歴史・かつてあった駅の資料もたっぷりでした。
二階のアイヌ民族に関する展示も資料がたくさんで、とても見応えがありました。
- 北海道が好き!
- 歴史が好き!
- 動物や魚も好き!
- アイヌ民族の文化に興味がある!
電車も好きだよ!という人間にとってはめちゃくちゃ楽しめる場所、釧路市立博物館。
行ってきた感想をまじえてまとめてみました。
観光旅行で行くなら、是非利用したいお得チケットもあるので、参考になれば幸いです。
釧路市立博物館
場所
営業時間
- 9時30分~17時
休館日
- 月曜日・年末年始12月29日~1月3日
(4~11月の間は月曜祝日の場合開館・翌日休館)
館内整理日などがあるため、公式サイト釧路博物館での情報を要チェックです。
料金
- 大人 480円
- 高校生 250円
- 小・中学生 110円
春・夏・冬休みの小中学生
釧路市内在住または「くしろステイメンバーズカード」を所持している65才以上の方
身体障がい者手帳・療育手帳・障がい者手帳(精神障がい)を所持している本人と付添人の方1人まで
入り口すぐにマンモスが置いてある場所・マンモスホールのみの場合、利用料金はかかりません。
お得なチケット『しつげん55PASS』
- 釧路市立博物館
- 釧路市湿原展望台
- 釧路動物園
- 丹頂鶴自然公園
- 阿寒国際ツルセンター
の5施設がなんと5日間使えて1,030円で巡れちゃうのです。
釧路で見ておきたいポイントだけにしても、
- 博物館(480円)
- 湿原展望台(大人480円)
- 動物園(580円)
=1,540円になります。
詳しくは→ しつげん55(GO!GO!)パス
釧路博物館・1階の見どころ
所要時間の目安
という大人だと、最低でも1時間半くらいは時間がかかります(実体験)。
豊富な動物標本で魅せる!
動きのある動物の剥製標本がたくさん配置されています。優しいお母さんの読み聞かせのような音声解説端末も借りられます。
解説文は難しくて読めない!という大人や子供でも楽しい、映像資料もたっぷりでした。
陸の動物たちはサイズの違いがよく分かって面白いです。熊と鹿が並べておいてあったり、リスなど、たくさんの種類の動物たちがいます。
鳥類は獲物を捕っている姿での再現もあり、見応えがあります。
動物の事がもっと知りたいの!という子にはとてつもなくぴったりだと思うのですが…。
釣り好きには夢心地
日本最大の淡水魚、イトウ。そのイトウの生態が分かりやすくまとめられた映像資料には釘付けになってしまいました。
巨大な鮭(にしか見えない)が泳いでる姿。釣り好きには心踊る光景ですね。
そして、イトウが意外に長生きな事・鮭と違って卵を産んでも死んでしまわない、という事を知る事ができて楽しかったです。
また、釧路で捕れる魚も紹介されています。
食べられる魚や、実際にご飯やさんなどで目にする事が多い身近な魚などなど。
釣り人は見ていて違う意味で楽しいです。
釣り好きにはただただ夢がありました。
アザラシやトドなどの海獣も展示されています。
釧路の土地について詳しく分かる
釧路の大地を作っている地層や植物など、虫に関する自然環境についても詳しい展示がありました。
地理や環境の勉強が好きだった、という人は立ち止まって解説資料を読み解くのも楽しいのではないでしょうか。
北海道内で名前を聞く事があるヤチボウズを横から見る事ができるのが斬新です。
出来上がる過程も解説されているので勉強になります。
江戸時代以前
剥ぎ取った貝塚を張り付けた。
そんなダイナミックな紹介と共に迫ってくる貝塚の断面が見られます。
縄文時代や、続縄文文化(オホーツク文化)に作られていた道具などが並び、道具の形の移り変わりに歴史ロマンを感じられます。
北海道には弥生時代がないんだ、という事を改めて強く実感できる展示となっていました。
江戸時代から明治の釧路
和人との交易が盛んだった事で、街としての成長も早かった釧路。
和人とアイヌ民族が交易をしていたクスリ場所だった頃のことや、発展の仕方などについて、当時の道具などと一緒に学ぶ事ができます。
友子制度という助け合いの制度も初耳でした。
炭鉱があったり、漁業が盛んだったり。十勝とは全く違う土地なんだなあ、という事が知れて、とても楽しかったです。
釧路と戦争について
戦争の時の出征に関する資料や、釧路が受けた北海道空襲での被害についての展示もありました。
室蘭・根室に次いで大きな被害を受けた、という事実が生々しく解説されています。
弾丸が貫通した状態のかつての幣舞橋の一部や、兵士への激励など。
北海道と戦争の歴史を実際の資料で見られるので、とても勉強になります。
また、標茶町博物館に行くと、釧路監獄や軍馬補充部川上支部について詳しく触れられて楽しいのでオススメです。
アイヌ民族の展示も豊富!
釧路博物館では、アイヌ民族が使っていた道具の展示も豊富です。
アイヌ民族の文化や精神世界に興味がある人間には堪りません。
衣服はもちろん、狩猟道具や耳飾りなど様々な装飾品や嗜好品に関わるものがたくさんありました。
アイヌの儀式に使われる祭壇の再現などもあり、アイヌ民族の生活を深く知る事ができるようになっています。
タンチョウで魅せる!
釧路湿原と切っても切れない関係にある、タンチョウ。
釧路博物館ではタンチョウの紹介にも力が入れられていました。
タンチョウにロマンを感じてる、という人は相当楽しいひと時になるかと思います。
釧路とタンチョウの関係、タンチョウの生涯などなど。タンチョウについてとても詳しく解説されていました。
電車好きにも楽しい!
また、釧路を走っていた電車などの展示もありました。
2019年の3月まで実際にあった駅の看板なども残されており、電車好きには一番楽しい部分かもしれません。
かつて走っていた電車の『今では見られない風景』映像なども好きに見られるようになっていました。
私が電車も好きな人間だった場合、最低でも30分はその場から動けなかったかと思います。
最後に
動物や歴史・アイヌ民族や電車などなど魅せるポイントだらけの釧路博物館。
釧路について興味が湧いてくる、そんな場所になっていました。
釧路動物園で可愛い動物を見て、湿原展望台で湿原を眺めて、釧路博物館でまとめて勉強する。
長期休暇中の自由研究などにもぴったりなのでは?と思いました。
私が小学生でこの3つの施設を回ったら、喜んで自由研究にまとめるのに…と思わずにはいられません。