夏になると釣りが楽しみの一つ、十勝民・おかめ(@okame_0515)です。
この魚、ガンジというそうです。
で、ガンジというのは地方名で、一般的にはナガガジと呼ばれる魚。
ギンポやナガヅカ、ワラヅカという魚の限りなくそっくりさんで、違う種類の魚です。
- 釣りをしていて、ぬるぬる・ぬめぬめした変な魚が釣れた!
- ナニコレ食べられるの?
- っていうか、どうやって針からとるの?
と苦戦した話を実体験を元にまとめてみました。
ナガガジ、という名前ではなく北海道では、ガンジと呼ばれる事が多いので、以下からはガンジとしています。
大樹・旭浜でガンジが釣れた
注意すること
- 大きいものだと背びれにトゲがある
- 相当ぬるぬるする
- 釣り糸にとても絡みついてくる
あれば軍手をはめてから、針を外す事をオススメします。
1人だと大変なので、同伴者や周りの人に協力を求めると作業しやすいかと思います。
ガンジを針から外す
うねうね、ぬるぬる。
釣り糸に絡まるように、身をよじらせてぐるぐる巻きつこうとします。
とても力が強く、ぬめりも凄いので、掴めません。
なので、
- 靴でしっぽや胴体を踏んで固定
- 釣り用のハサミで顎を掴み体を固定
- 頑張って針を外す
事にしました。
新鮮なイソメのように、うねうねと激しく動き回るので、かなり厄介でした。
ガンジを料理する
天ぷら
かば焼き
フライ
などにすると美味しい、という事を知ったので、天ぷらにしてみました。
ガンジの下処理
ガンジはぬるぬるするので、
- ガンジをボウルにいれ、
- 塩と片栗粉をガンジの表面に全体的にかかるようにかける
- もみこむようにぬめりと粉をあわせる
- 流水で流す
と、つるっとした表面になりました。
トゲがあるそうなので、注意しながら作業する必要があります。
ヒレはハサミで切り落としました。
私はキッチンバサミで何でも切ります。
ウロコは小さいせいか、あまり目立ちませんでした。
頭を切り落としてお腹を開き、内臓を取り除いてしっかり洗います。
そのまま天ぷらにしても良さそうでしたが、皮をひっぱってみるとつるーっととれたので、おもしろくてとっちゃいました。
ガンジを天ぷらで食べた感想
ちなみに、どうしてぶつ切りになってるのかというと、1匹目で失敗したからです。
私の技量がないので、捌いて骨を取ろうとしたら、身が減りました。
なので、
ぶつ切りにして揚げてから、食べる時に骨に気を付ける
方が料理をする側も楽だし、食べられる量も減らないし、良いと思います。
一夜干しにしてから食べるのもまた美味しいのでは?と思います。
一夜干しするのに家の中や外で干すのが難しい、という時はピチットシートがオススメです。
ガンジって何?
釣り人には好かれていないガンジ
- 釣り糸に絡まってとれない
- 見た目が悪い
- 背びれにとげがあって危ない
などの理由で釣られてもあまり喜ばれない系の魚。外道と考えている釣り人も。
実際、隣で釣りをしていた方は仕掛けごと切り落としたり、頑張ってとっても、持ち帰っていませんでした。
ガンジの名前
細長いぬるぬるする魚は、北海道など釣れる地域ではひっくるめてガンジ、と呼ばれているようです。
ナガガジはスズキ目ゲンゲ亜目ゲンゲ科の魚になります。
ワラヅカ、ナガヅカ、ギンポという同じようなフォルムの魚がいます。
ナガガジと同じくスズキ目の魚なので、似た形になるんでしょうか。
ガンジは変な魚だけど美味しかった
釣れた時は、ぬるぬるしてたので、イカか何かを釣ったのかと思いました。
とちょっぴり残念でしたが、食べてみると美味しかったので、釣れて良かったと思います。
ちなみに、私は釣った魚をナガヅカ、ワラヅカだと思っていましたが、ホントのところはナガガジだった、という事を釣り魚図鑑で知りました。
魚の姿形から調べられて、実際の写真もたくさん載っているので、『一体何を釣ってしまったんだろう』という時にも安心です。
ウグイも釣れたら圧力鍋で柔らかくして食べるタイプの釣り人です。
>>ウグイを圧力鍋で煮ると小骨が気にならない!焼いた炊いたりした私の結論