十勝帯広市民・おかめです。
札幌出身のパートナー・たろう氏と一緒に暮らしています。
先日は札幌市民と十勝民のカルチャーショックについて、簡単にまとめてご紹介しました。
北海道以外の方から見れば、そんなに違うの?と思わるのかも知れません。
今回は、札幌と十勝帯広を移動する時かかる時間や歴史の差を、一個人の体験談として綴ってみたいと思います。
札幌と十勝帯広ってどのくらい距離があるの?
移動手段によって時間の差ってあるの?
移動する時の注意って何?
なんだってそんなに違うの?
札幌と帯広で食べ歩き旅行を計画したいんだけど…
という方の参考になれば幸いです。
札幌と十勝帯広の距離
札幌と十勝帯広までは約200kmの距離です。
この距離を移動するのは、基本的に陸路のみとなります。
- 車
- 電車(JR)
- バス
それぞれにかかる時間やメリットデメリットを考えてみました。
物理的には、東京よりも札幌の方が十勝帯広に近いんですけどもね。
車利用で高速道路を使わない
時間・約4時間~5時間くらい
- 移動手段そのものに掛かるお金はガソリン代くらい
- 途中で道の駅や観光地に寄りやすい
- 高速道路を行く場合と比べれば景色が楽しい
- やたら時間がかかる
- 山越えは慣れてないと怖い
- 特に日勝峠が怖い
私は山越えに不安しかありません。高速道路も乗り慣れていません。
なので、1人で札幌と帯広を行き来する際はバスや電車に乗っていきます。
車利用で高速道路を使う
時間・約2時間半(道に慣れている人の場合)
料金・高速料金が片道で約5,000円くらい
- かかる時間が他の移動手段と比べて短い
- 割引などのキャンペーンによっては高速料金も安くなる
- 同じような風景が続くので飽きる
- 事故や天候状況で一時通行止めになる事が多い
- 片側一車線通行だから事故ったらすぐ通行止めになる
- 渋滞になった時は下道よりも時間がかかる事も有り
高速道路に乗る前に、ネットの高速道路情報サイトを見るようにしています。
また、Twitterでは『道東道』と検索して事故ってるツイートがないか確認してから乗るようにしています。
電車(JR)で行く
時間・約2時間半~3時間(乗る便にもよる)
料金・片道約7,000円
- 乗り換えなしで楽。
- 移動中に寝てても大丈夫(札幌行きの場合)
- キャンペーンなどチケットの買い方によっては安くなる
- 札幌から帯広への移動中に寝てると帯広を通り過ぎる(特急おおぞらの場合)
- 鹿にぶつかって停まる事がある
いきなり電車が停まって、『鹿と接触したので一時停止しています』みたいな放送が流れます。
スムーズにいけば30分程で運転再開しますが、時間がかかる時はかかります。
電車を利用する際は、心に余裕と時間潰しグッズを持参する事を強くオススメします。
バスで行く
時間・約3時間半
料金・片道約3,700円
- ずっと寝てても大丈夫
- 電車より座席がゆったりしていて、後ろに倒しても罪悪感が少ない
- バスのテレビ画面で映画が放送されてるのを一本分観られる
- 映画がたまにマイナーすぎてよく分からない
- 高速道路を通るので、場合によっては運行中止や時間がかかる事も
と思うくらいに乗る時によってバラバラです。
事前に何が流れますよ、という告知もありません。いきなり始まって終わります。
なので、目的と時間、運転する人間の覚悟によって使い分ける事がベストですね。
繰り返しになりますが、状況などによっては突然のタイムロスもよくあります。
こんな事もありました↓
二年前のあの大雪の日。
札幌から帯広に帰ろうとしても道東道は事故で通行止め、
下道では帯広に通じる全峠が一時閉鎖
残された道は札幌→旭川→北見→釧路→帯広
という10時間超えのとんでもルートだったのを思い出しました(*´-`)— おかめ (@okame_0515) March 4, 2020
計画を立てる際には、タイムロスをした場合の案も考えておくと心の衛生的にも良いです。
陸の孤島になりがちな十勝地方
十勝は日高山脈・大雪山を有する大雪山系を筆頭に山に囲まれている平野です。
このために、札幌への行き来をする際は、山を越えたりしなくてはならないんですね。
雪が降ったり、天候によっては陸の孤島化します。※たまにです。
もし、
- 美味しいものが多いらしいから十勝に住もうかな。
- そして、札幌に遊びに行けばいいか。
- 実際に住んだ時に札幌と十勝帯広間の移動ってどうなるのかしら?
と疑問を抱いている人が今こちらを見ていると仮定して言います。
十勝地方に住むより、小樽や旭川周辺に住むのが、札幌に遊びに行きたいなら無難かもしれません。
とだけ言わせて下さい
札幌と十勝帯広の違いについて
ここからは、札幌と十勝帯広の違いを実体験や個人の考えから語って行きたいと思います。
だからこんなに違うんだなあ、そんなに遠いんだなあ、程度に楽しんで頂けると幸いです。
北海道の各地方と都市名
北海道の地方名と主要な市町を図にまとめてみました。
北海道では県がないので、県の代わりに地方が付きます。
※こうやって見ると近く見えますが、十勝地方一つで岐阜県と同じくらいの広さです。
札幌は石狩地方に、帯広は十勝地方にあります。
北海道の4区分
北海道は細かい地方名の他、道南・道央・道北・道東の4区分で見られる事もあります。
※図の文章は私の個人的な考えです(読まなくて大丈夫です)
道南地方は明治時代以前から松前藩が存在していたので、北海道になる前から栄えていました。
明治時代に北海道と命名されてから一番に開拓されたのが札幌です。
北海道の中心として開拓使がおかれ、屯田兵の手によって開拓されました。
一方、十勝帯広は明治時代後期になってから開拓が進んでいきます。
札幌と十勝の違い・歴史編
屯田兵によって開拓された札幌
札幌・琴似に初めての屯田兵入植があってから札幌の開拓の歴史が始まります。
北海道の資金源となるべく開拓使によって外国から先生を雇って、様々な事を教えてもらったりもしました。
農場やビール工場など、様々な歴史の跡が札幌には残されています。
民間団体と監獄の囚人によって開拓された十勝
十勝には屯田兵の入植はありませんでした。
その代わり、依田勉三率いる晩成社や渋沢栄一率いる十勝開墾合資会社など、民間の手によって開拓されました。
主な道や建物・経済の基盤は十勝監獄によって作られました。
札幌と十勝帯広の距離や移動にかかる時間、成り立ちなどについて簡単にまとめてみました。
北海道、と一口に言っても、それぞれの場所では成り立ちが全く異なります。
特にコチラの本だと図解たっぷりなので読みやすくオススメです↓