十勝民・おかめです。私の家族には山登りを人生の楽しみにしている人がいます。
その人のお陰で採りたての山菜が食べられるようになり、その美味しさに激ハマりしてしまった側の人間です。
特に気に入ったのは、たらんぼです。北海道ではたらの芽を、たらんぼと呼んでいます。
焼いてみたり、茹でてみたりしましたが、天ぷらが一番美味しい、という結果に行きつきました。
- 食べたらとげが気になりそう…
- そもそもどんな味?
- スーパーや道の駅で見た事はあるけど…
など、たらんぼが気になっていた、という方の参考になれば幸いです。
えぐみや苦みなどもないので、アク抜きのために下茹でをする必要もありません。
とっても簡単で美味しいので、是非どうぞ。
たらの芽(たらんぼ)って?
春になると、たらの木が新芽を出します。この部分が伸び切ると、そのまま枝になります。
なので、伸びている新芽は固くて食用には向きません。
全部の新芽を採ってしまうと、たらの木は成長できません。あまり良い事ではないので、適度に採るようにしましょう。
適度な長さのたらんぼでも、とげとげしているものもあります。
しかし、天ぷらにしてみるとそのとげも気にならずに美味しく食べられました。
初めてたらんぼを食べるには天ぷらがオススメです
たらの木の坊や、という意味合いでたらんぼ、と呼ばれているんです。
私はたらんぼって呼ぶのが当たり前だと思っていました。
しかし、Twitterで『たらんぼってたらの芽の事ですか?』と尋ねられ、全国区の呼び名ではないんだ!と知ったのです。
たらんぼの天ぷら
用意するもの
- 市販の天ぷら粉
- 天ぷら用の油
- たらんぼ(食べたい分)
- 食べる時にかける塩
↓天ぷらを楽に作れるので助かってます。
作り方
洗って加熱すれば簡単に食べられる、主婦には有難い山菜です。
- たらの芽をしっかり洗う(別れ目の所などに汚れが溜まっている事もあるのでしっかりと)
- 根本の堅そうな部分は、包丁で剥くように軽くそぎ落としておく
- 水気を切って、市販の天ぷら粉で作った衣をつける
- 170~180℃の油で様子を見ながら2分程揚げる
あとはお好みで塩などを振って食べるだけです。
塩だけで十分美味しく、ご飯にも良く合いますよ。
たらんぼの天ぷらを食べてみた感想
豆の味に似ているのかな?という感じですね。枝豆とは違った、ねっとりした感じの甘さです。
えぐみや苦み、と言ったものは私はあまり感じませんでした。
食感は、葉の部分はカリカリ・パリパリで、根本の部分はむっちり柔らかでした。
食感も楽しく、とっても美味しかったです。
とげが気になる、という見た目のたらんぼも中にはありました。
しかし、天ぷらにしてみると食感も舌ざわりも何も感じませんでした。衣がついているので、見た目に分かりにくくなったせいもあるんでしょうか。
とげの部分が固い、という事も無かったです。
ちなみに、天ぷらにする時、15㎝以上はありそうなたらの芽もありました。
大きくなるとあまり美味しくない、という話は本当なのか?というのを知るために食べてみました。
実際には、ちょっと味が濃くなったかな?くらいで私は気にならなかったです。えぐみも感じませんでした。
とは言え、たらの木の事を想うと、伸びている芽は無理に採ってこない方が良いかもしれません。
最後に
たらの芽(たらんぼ)の天ぷらはとっても美味しい!という事についてご紹介しました。
私の中ではグリーンピースの味がする、と感じました。が、人によっては違う感想を抱かれるかもしれません。
セロリやグリーンピースが苦手な私の母は、クセがあって食べにくい、と言っていました。
そら豆などが苦手、という人の口にもあまり合わないかもしれません。
けれど、一度美味しさを知ると春が来る喜びを強く感じられるようになるので、食わず嫌いだった方は是非、お試しあれ!