北海道の歴史・アイヌ民族について勉強するのが趣味な北海道民・おかめです。
日高地方にある平取町・二風谷。
先人カードめぐりでは、4人の先人カードを貰える施設が二風谷コタンにありました。
平取町と言えば。
中学校の頃に初めて読んだアイヌ神話は、先人カードにも選ばれている、萱野茂先生のオキクルミのぼうけんだった私です。
ずーっと、平取&沙流川には憧れを持っていました。けれども、家族には何の話?誰?ときょとんとされるばかり。
平取町に行くきっかけを、中々作る事ができずにいたのです。
そんな時、二風谷コタンでゴールデンカムイの謎解きゲーム(2020年2月)が開催されました。
たろう氏を金カム沼に引きずりこんでおいて良かった。
心の底から、素晴らしい作品を作ってくれた野田先生に感謝です。
謎解きを楽しんだ後、先人カードめぐりを満喫してきた体験談について、まとめて紹介したいと思います。
- ゴールデンカムイの謎解きしてくる
- 先人カード巡りに行く
という方の参考になれば幸いです。
特に、萱野茂先生のカードが貰えるところは冬季間は施設がお休みになっています。
どうやってカードを貰えたのか?という話もあわせてどうぞ。
二風谷アイヌ文化博物館【平村 ペンリウク】
平取町・二風谷コタンの敷地内にある、二風谷アイヌ文化博物館。
ゴールデンカムイの謎解きクイズでは、スタート地点にもなっていました。
施設の中はゴールデンカムイのキャラパネルが、出迎えるように立っていました。
長くなるので下手ですが、館内を見た感想を絵にまとめてみました。
アイヌ民族の道具や着ていた衣類、装飾品などなど、たくさんの資料を眺めて楽しむ事ができる素敵な場所でした。
解説文などもたっぷりあったのですが、じっくり読む事は残念ながらできませんでした。
この日、夜には札幌の雪まつりでアイヌラックル伝&金カムの雪像を見に行く予定で行動していたのです。
なので、じっくり見て回る時間と心の余裕が無かったんです。
今度来た時には、映像資料なども全部見て回って時間をかけて楽しみたいです。
ちなみに、貰えたカードは平村 ペンリウク氏のカード。
明治時代前後の方で、コタンの指導者であり、北海道庁の長官に呼ばれてアイヌ民族の現状を話した事もあるのだとか。
平取町の義経神社周辺に学校を作ったりと、教育者としても熱心な方だったそうです。
この二風谷コタンに来るまでに沙流川も通ってきたのですが、その時点で相当頭は沸いていました。
今まで読んだ事のある物語によく出てくる川の名前、沙流川。
日高山脈の向こう側に住んでいる十勝民には中々縁遠いという事もあり、ひたすら、伝説の舞台という認識です。
伝説の舞台に来てるところ!まさに聖地巡礼!そんな気持ちで一杯になっていました。
営業時間・9時~16時30分
定休日・月曜日(11月16日~4月15日)、12月15日~1月15日
平取町アイヌ文化情報センター【貝澤 正】
博物館の隣にあった、平取町アイヌ文化情報センター。
中にはアイヌ紋様をモチーフにしたシールやTシャツ、マタンプシ(鉢巻)などの工芸品も多数売られていました。
マスキングテープとシールが可愛くて、買ってきました。
貰えたカードは、貝澤 正氏のカード。
アイヌ文化情報センターの初代館長を務めていたり、北海道ウタリ協会の副理事長にもなっていた方だそうです。
営業時間・9時~17時
定休日・12月31日~1月5日
平取町アイヌ工芸伝承館ウレㇱパ【川上 勇治】
二風谷コタンの道路挟んでお向かいに見えるこのアーチの向こうに、工芸伝承館と、萱野茂二風谷アイヌ資料館はありました。
平取ニ風谷コタンのすぐ近くにある、『ウレシパ』というアイヌ工芸伝承館
一回百円でアイヌ紋様のカンバッヂとシールがもらえるガチャが😲
カンバッヂかシールかと思いきや、両方貰える上に、当たりが出たらTシャツなど素敵なプレゼント付き!
すんごい太っ腹でした(*´-`)#平取 #アイヌ紋様 pic.twitter.com/B0MN5FZeG1
— おかめ (@okame_0515) February 9, 2020
破格のお値段なガチャガチャには、なんと当たりつき!
そして、たろう氏は見事Tシャツを当ててきました。
300円で缶バッチ&シール3種、Tシャツ1枚だなんて、とんでもない場所です。もっと課金させて下さい。
驚いたのは、アンケート記入でノベルティも貰える、という事。
2つのアンケートに答えただけで、
- ハガキ3種
- ミニ雑貨2種
を貰ってきました。
ガチャガチャの景品に入っていたら課金できたのに!と思わずにはいられませんでした。
平取のアイヌ紋様をレーザー彫刻で刻印して、タンブラーやマグボトルを作る体験もできるそう🌸
見本かっこよすぎて、今度来る時は体験もしよう!と思いました🙏#平取 #ウレシパ pic.twitter.com/xdgAUnGc9b
— おかめ (@okame_0515) February 9, 2020
平取町アイヌ工芸伝承館ウレㇱパで貰えたのは、川上 勇治氏のカード。
サルウンクル物語や、エカシとフチを訪ねて、などの著作を残している方です。
アイヌ語の教室の運営委員長を務められていた方なんだとか。
営業時間・9時~17時
定休日・月曜日(祝日の場合は翌日)、12月31日~1月5日
萱野茂二風谷アイヌ資料館【萱野 茂】
アイヌ文化情報センターの方に、『冬の間は事前に電話をしないといけないよ』と言われたので、電話をしてから伺いました。
すると、冬期休館中のため、中には入る事は出来ないものの、先人カードは貰える、との事でした。
先人カードは施設の出入り口に置かれていた形です。カードだけでもゲットできて満足です。
萱野茂二風谷アイヌ資料館で貰えるのは、萱野 茂氏のカードです。
アイヌ語で語られる物語を録音したり、アイヌ語の辞典や、物語を著作として多く残されています。
私が初めてアイヌ民族の物語に触れたのも、萱野先生のお話でした。
子供向けの絵本ですがとても分かりやすく、物語としても、とても楽しいのでオススメです。
このカパラペポンス(小さなお鍋)がお祭りの時には暇になるから、踊って皆を楽しませてる。というお話も、凄く好きです。
営業時間・9時~16時30分
定休日・12月~3月は冬期休館の場合もあり、事前連絡が必要
最後に
平取に到着してから、謎解きに身が入っていない状態で、ずっとふわふわ幸せ気分に浸ってました。
毎年、夏には沙流川で船のイベント事が行われているとの事。
なので、今度は夏に来て、是非一泊して平取を満喫したいと思います。