北海道の監獄(集治監)として一番最初に作られた、樺戸集治監。
- 北海道の監獄ができた理由
- 囚人たちは何をしていたのか
- 囚人が道路などを作る事になった理由
など、北海道にあった監獄についても、一気に知る事ができるようになっていました。
- 冬期(12~3月)は休館!
- 春~秋の旅行に合せていくと良いかも
- ゴールデンカムイファン見どころポイント
などについて感想と併せてまとめてみたいと思います。
月形樺戸博物館について
場所
営業時間・料金
- 9時半~17時(最終受付16時半)
- 大人・300円
- 高大生・150円
- 小中学生・100円
所要時間
1時間半~2時間程度は余裕を持っておくと良いと思います。
解説文の他に解説映像などもあり、じっくり見始めたら止まりませんでした。
行く時に注意したい事
12月~3月の間、冬期休館となってしまいます。
なので、冬の北海道漫喫がてら月形樺戸博物館へ行く、という事は出来ないのでご注意を。
月形樺戸博物館・感想
月形樺戸博物館を見てきた感想をまとめてみました。
記録&勉強用に写真が撮れなかったので、もしかしたら勘違いしている部分もあるかもです。
時代を感じさせる建物
博物館となっているのは、かつて樺戸監獄の事務所として使われていた建物です。
明治14年に建てられ、明治19年に焼失した後、すぐに建て替えられました。
その後は大正8年に樺戸監獄が廃監となるまでは事務所として、昭和47年までは役場庁舎として実際に使われていた建物なんだとか。
ただただ、すごいなあ、と思うばかりです。
壁や天井を眺めているだけでも、時代を感じられてとても素敵でした。
北海道開拓に関わった薩摩人
館内に入ると、北海道開拓・月形町開拓に関わった人達についての説明がありました。
開拓使長官を務めた黒田清隆、集治監の囚人の労働が変わる提言をした金子堅太郎、剣術指南に来ていたという永倉新八などなど、主要な人々の来歴や関わりなどが簡単に説明されていました。
歴代典獄についての情報満載
月形潔から始まる樺戸監獄の歴代典獄についても、しっかり解説がありました。
1人1人、担当した期間やエピソードなどが紹介されているので、樺戸監獄の歴史や明治時代の北海道について勉強する時の手がかりにしたいです。
特に、二代目・三代目の典獄について勉強していくと面白そうだな、と思いました。
監獄(集治監)についての情報もたっぷり
- 樺戸集治監の敷地再現模型
- 北海道各地の集治監
- 月形の発展に関するCG映像
- 実際に使われていた道具の展示
- 囚人が開いた道路についての映像解説
- 囚人が作ったものについての紹介
などなど、北海道にあった集治監(監獄)についての情報もたっぷりでした。
月形という町の発展の歴史に大きく関わった、月形潔をとても深く尊敬しているんだな、という事がひしひしと伝わってくる博物館でした。
ちなみに、樺戸監獄の本、探してみると見つかりました↓
読みやすくて豆知識もたっぷりでとても面白かったのでオススメです。
ゴールデンカムイと樺戸監獄
月形樺戸博物館で見られる資料には、ゴールデンカムイを感じさせるものもたくさんありました。
永倉新八が樺戸にいた理由
土方さんと永倉さんが再会したのが、樺戸集治監でした。
どうして樺戸集治監に剣術指南に来ていたのかというと、月形潔と永倉新八に交流があったからなんだとか。
約4年、剣術指南を行っていたという事も博物館の中で記述がありました。
囚人たちのモデルたち?
偽札作りの人や稲妻強盗、親分、まだ単行本には登場していない、眉毛に特徴があるイケメン囚人などのモデルかな?という囚人たちの紹介がありました。
『赤い人』という小説にも樺戸集治監が登場しているという事なので、近々読んでみたいと思います。
月形樺戸博物館で貰ったもの
- 先人カード『月形潔』
- 炭鉄港カード『月形』
先人カード目当てに行って来ましたが、炭鉄港カードは初めて知りました。
折角なので貰ってみると、炭鉄港カードは
- 先人カードより若干厚めのカード
- 詳細説明が書いてあるパンフレット付き
という事に感動です。
まとめ
月形樺戸博物館に行ってきた、という話のまとめでした。
本州から北海道に渡る船の中の描写で胸がいっぱいになってしまった、『赤い人』をなんとか読みたいと思います。
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