明治時台の北海道が舞台な漫画、ゴールデンカムイ。
囚人も登場するので、十勝監獄があった十勝もがっつり出てました!と言いたいとこですが…。
- 杉元一行は十勝っていうか、大雪山系の山を通過
- 大雪山で鹿の中に入って暖をとってた
- 然別湖には大きなイトウがいたという話をしていた
という部分が主で、十勝地方の、人が住んでいる里に下りている様子は描かれていません。
- ゴールデンカムイのどこに十勝が出ていた?
- 十勝ってホントにトカプが由来なの?
- 帯広百年記念館ってどこにあるの?
- リウカって何?
と気になっている方の参考になれば幸いです。
ゴールデンカムイに出てくる十勝
単行本5巻・47話アニメ1期10話
- フクジュソウの花を見て喜んでいる杉元&白石
- アシリパさんが「イトウの花」だと教える
- イトウの話になった時に十勝の地名が出てくる
猟師から逃げるために十勝の然別湖を泳いでいたヒグマが、
巨大なイトウ・イワンオンネチェプカムイに食べられたという伝説がある
と語っていたのです。
アニメでもちらっと出てきていました。
単行本10巻92話・アニメ第2期16話
- 網走に向かっている杉元一行
- アシリパを追っている谷垣
- 旭川を避けて網走に向かうなら十勝地方だろうと谷垣が予想を説明している
シーンがあります。
トカプ(アイヌ語でおっぱい)と連呼して、興奮気味のチカパシもいました。
単行本11巻101話
- 大雪山に入って逃げている杉元一行
- 追手の裏をかく事を考える
- 網走ではなく一度釧路へ向かおう
- その為に十勝地方へ下山しよう
- という話をした後、ナキウサギを落とし罠で取る
大雪山はカムイミンタラ(神々の遊ぶ庭)と呼ばれ、ヒグマのたくさんいるところ、という意味として説明されていました。
十勝に来るのか!
と興奮しましたが、その後彼らは大雪山を抜けてそのままダイレクトに釧路入りして衝撃を受けた記憶があります。
道東(十勝・オホーツク・釧路・根室)の中で、唯一話が無い地方なんじゃないでしょうか…。
ちなみに、十勝にもかつては十勝監獄という監獄も存在していた歴史があります。
十勝の由来・トカプ(トカチプ)
チカパシが連呼していたトカプ、トカチプについて、もう少し掘り下げてみたいと思います。
トカップ・トカチプはおっぱいという意味で、十勝地方の名前の由来として認識している十勝民は多いのではないかと思います。
十勝川が乳房のように分かれ、海へそそいでいる事から、トカチプ(トカプ・トカチ)と呼ばれるようになったそうです。
家の入口や窓などから、自分の姿を見せないで、アイヌの人々に食べ物をあげていたコロポックル(コロポクウンクル)がいました。
- 姿を見ようと家の中に強引に引っ張り込まれた事に腹を立てた
- 家の中に引っ張り込まれた後、自分の腕の入れ墨を見られて腹を立てた
- または、コロポックルが自身の住んでいる場所を追い出される事に腹を立てた
など、何らかの事で腹を立てたコロポックルが、
「草木は枯れてしまえ」
「運が悪くなれ」
「短命になってしまえ」
などの恨みを込め「枯れ果てる場所」という意味であるトカップ、トカプチと叫んで姿を消したという説もあるのです。
帯広百年記念館について
帯広百年記念館
アイヌ民族文化情報センター・リウカ
について簡単に説明するとこんな感じです。
場所
見どころ
- 十勝開拓の歴史が学べる
- 十勝監獄ゆかりの土地
- 十勝の特産、豆についての展示がアツい
会館時間
- 常時展示室 9時~17時(最終入場16時半)
- リウカ 9時~16時半
- 休館日 展示室・リウカ共通で毎週月曜日(月曜祝日の場合は翌日)・年末年始(12月29日~1月3日)
臨時休業などの情報については帯広百年記念館公式サイトを要チェックです。
料金(団体) | |
大 人 | 380 (300)円 |
高校生 | 190 (150)円 |
65歳以上の十勝管内居住者名 | 190(150)円 |
中学生以下 | 無料 |
お得な帯広百年記念館・おびひろ動物園・児童会館の3館共通チケットを買えば、大人800円で楽しめるようにもなります。
アイヌ民族文化情報センター・リウカ
リウカは百年記念館内にある、無料で入れるアイヌ民族について学習出来る部屋になります。
本などの書籍だけではなく、映像や音声資料も豊富にあり、
実際にアイヌの人々が楽しんでいた遊びなども体験できるようになっています。
帯広百年記念館近隣のスポット
- おびひろ動物園
- 帯広美術館
- 帯広児童会館
があります。
最後に
ゴールデンカムイでは名前だけ登場していた十勝なので、聖地巡礼として行くのはちょっと難しいかも知れません。
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