十勝の有名なドライブ先や観光先でもある、愛国駅&幸福駅。
愛の国から幸福へというフレーズでも有名かと思います。
十勝の観光スポットが気になっている
愛国駅・幸福駅の違いって何?
そもそもなんでそこまで有名になったの?
トテッポ工房のスイートポテトと幸福町の関係
について、見どころや感想を交えて、簡単にまとめてみました。
愛国駅&幸福駅について
愛の国から幸福へ、とは?
昭和48年放送の紀行番組「新日本紀行」で縁起のよい駅名として紹介される。
この時、愛の国から幸福へ、というキャッチフレーズが誕生。
昭和53年放送のドラマ「愛国駅周辺」などで再度取り上げられる
他にも番組が放送されていたり、歌のモチーフにもなる程のブームに。
私が生まれる前の話になってしまうので、父や母に当時の話を聞くくらいしかできません。
が、あんまりテレビを見なかった両親でも、知っている&家に幸福駅のキーホルダーがある、という事はそういう事なんでしょう。
- 昭和時代に縁起がイイ名前って事で
- 愛国駅から幸福駅行の切符がとても人気でめちゃくちゃ売れた
- 一大ブームの場所
という事ですね。
ちなみに、柳月はこのブームに乗って作ったお菓子でヒットを飛ばしていたのだとか・・・。
国鉄・広尾鉄道と愛国駅&幸福駅
すごく簡単に年表にまとめるとこんな感じです。
- 昭和4年 広尾線開通・愛国駅営業開始
- 昭和7年 広尾線全線開通
- 昭和31年 広尾線・幸福駅営業開始
- 昭和62年 国鉄再建法によって広尾線・廃線
愛国駅&幸福駅は、廃線された後も観光客が多く訪れていました。
そのため、観光地として整備され、今の姿になったのですね。
愛国駅
愛国駅の見どころ
蒸気機関車や、当時の車掌さんが来ていた制服など、電車に関する資料が見られるのが愛国駅の特徴です。
国鉄・広尾線時代に実際に使われていた頃の運賃表や道具なども見られるので、電車が好き!という人には、愛国駅の方が楽しいのではないでしょうか。
ザ観光地!デートスポット!という印象より、国鉄・広尾線や十勝の歴史を勉強できる場所、と考えて行く事をオススメしたいです。
私が行った時には見られませんでしたが、暖かい時期にはハート型の噴水池を見る事もできます。
夏の時期のドライブがてら寄る、というのも良いですね。
愛国駅から幸福駅行の切符型をしたモニュメントなどもあり、写真を撮るのが上手な人だと素敵な写真が撮れそうですよ。
愛国駅の場所
国道236号線沿いにあるセイコーマートのすぐ近くにあります。
幸福駅と比べて駐車場は狭めですが、お手洗いは用意されているので安心ですよ。
見学可能時間は、3月~11月は9時~17時、12月~2月は日曜日のみ・蒸気機関車見学不可の開館で、9時~17時となっています。
愛国・駅名の由来
明治時代、愛国青年団という人々が十勝の愛国地域を開拓した事が由来だそうです。
この青年団がどこの出身の集団なのか、どうして『愛国』という名前だったのか、簡単に調べてみましたが残念ながら分かりませんでした。
もうちょっと調べてみたいと思います。
幸福駅
駅舎やオレンジ色の列車、幸せの鐘などがあるのが幸福駅です。
私は写真を撮るのが下手くそなので、全部参考になりません。実際に見てきたらもっとかっこよくて綺麗です。
幸福駅の切符を模したグッズや、特別なハガキも幸福駅で買う事ができます。
幸福駅と言えば、なキーホルダーも売っていました。実家にあるやつだなあ。なんてちょっと懐かしくなります。
幸福駅の駅舎に貼ってあった切符型のハガキは180円で買えました。
買った日のスタンプを捺して貰える他、幸福駅の消印で郵便を出せるポストもあります。
これ、写真じゃ伝わらないかもしれませんが、結構大きいです。
普通のハガキの1.5倍くらいの長さがあります。
敷地内にあるカフェでは、コーヒーなどの飲み物やソフトクリームなどを買う事もできます。
ドライブ中の息抜きにぴったりですね。
愛国駅の場所
国道236号線から行くと、ちょっとどこだ?と不安になりますが、案内の看板を見落とさなければ大丈夫です。
帯広から高規格道路を乗って行く場合は、幸福ICで降りて、国道に向かってまっすぐ進むと見えてくるので分かりやすいです。
幸福駅にある売店は夏季・朝9時~17時半、冬季・9時半~15時営業で、カフェは10時~17時営業となっています。
カフェの営業時間や幸福駅周辺情報のチェックには幸福村の村長さんのTwitterが随時更新されているのでオススメです。
いつでも見学可能、となっています。愛国駅と違って駅舎にシャッターが閉まる、という事もありません。
駅名の由来
かつて、幸福駅のある場所は幸震(サツナイ)と呼ばれていた地域だそうです。
アイヌ語で乾いた・川を意味するサツ・ナイから付けられた地名に、漢字をあてています。
この幸震、明治時代に福井県からやってきた人々で開拓された場所でもあるんです。
- 幸震がサツナイではなく、コウシンと呼ばれるようになった
- 福井(フクイ)からの移住者が多かった
次第に、コウ+フク=コウフク=幸福と集落自体の名前が変わっていきました。
十勝トテッポ工房のスイートポテト
幸福町産のさつまいもが使われた、ハート型のスイートポテトです。
単に、電車といえばトテッポ工房・スイートポテトが食べてみたい、という理由だけで買いました。
が、愛の国から幸福へ行った帰り道にはぴったりのデザートとなりました。
冷凍されているので、すぐ食べる!という事は難しいですが、愛国駅&幸福駅めぐりをした後のデザートとして持ち帰って楽しむにはぴったりです。
ねっとり&しっとりしたタイプのスイートポテトで、切り分けて食べる、というよりもプリンのようにすくって食べる、というスタイルでした。
さつまいもの甘さが濃く感じられて、ストレートの紅茶や牛乳などと一緒に楽しむとより美味しいです。
しっかり梱包されているので、十勝管外へ帰る時にも安心なのではないでしょうか。
お値段も1,000円ちょっとだったはず…
とてっぽ通りと愛国&幸福駅は繋がっていたのか?
- トテッポ工房で幸福町で作られたさつまいもで作ったスイートポテトが買える
- とてっぽ通りは昔、十勝鉄道という鉄道の名残
と考えると、当然思うのはこんなことです。
帯広駅から札内側を渡って、幕別から広尾方面に走っていた国鉄・広尾線。
方や日甜が私的に敷いた事が発端の十勝鉄道は、今のとてっぽ通りから稲田の日甜ビート博物館方面を抜け、八千代や戸蔦などへ向かっていました。
札内川を挟んで平行線を描いてる状態だったようです。
十勝トテッポ工房
チーズケーキが有名ですが、様々なケーキやミニパフェなどなど、種類も豊富です。
店内では十勝産のチーズの取り扱いもあり、チーズ好きには堪らない場所となっています。
カフェスペースもあるので、のんびりお茶をしたい時にもぴったりですよ。
場所
基本情報
営業時間 10時~18時
定休日 不定休
公式サイト http://www.toteppo-factory.com/
オンラインショップも運営されています。臨時休業などの情報も随時更新されているので、行く前に要チェック!です。
最後に
十勝管内でも屈指の有名スポット、愛国駅&幸福駅に十勝民が行ってきた感想についてまとめてみました。
地元にあるので滅多な事がない限り行くきっかけがない場所でした。
しかし、実際に行って見ると、行くまでの景色で気分転換にもなり、とても楽しかったです。
夏の時期には外の風を触れられて、気持ちが良い場所かと思います。
日向ぼっこがてら、ドライブがてら、外の景色を見たい時などにオススメです。
以上、十勝民・おかめでした。